オッペンハイマーの感想を書き終えて、ブログに投稿した。
その後、他の人の感想や考察を読んでみると如何に自分の感想が浅はかだったかを分からされた。
そもそも日本に対する感情はあの映画の主題ではなく、評価されるべき科学者が不当に評価されてきたその背景や対立する人物との関係をテーマにしているのだと気付かされた。
けど、それでもいいと思った。
本や物語というものは、その人物を介した瞬間からバイアスがかかることが前提になっているという。
そうであれば自分が間違った解釈をして別の答えに辿り着いたとしてもそれはそれでいいんだと。
ゲームを作っているといつまで経っても妥協できずに延々と作業が続くことがよくある。
結局自分は完全なものなど作れないと諦めて50%超えたくらいのものを沢山出してそこから精度を高めていくべきなんだといつも感じているが、それがなかなかできない。
このブログを書いて不完全なまま公開するというプロセスは、そういった自分の悪い癖を矯正するのにすごく役立つのではなかろうか。
決められたものを期限内に提出する。
これを社会一般では納期を守るという。
今までの自分の仕事にも、ある程度妥協や調整があってその上で成り立ってきたのにゲーム開発ならそれを無視できるという傲慢な思い込みがあったのかもしれない。
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